建物一棟をそっくり衣替えするやり方は、大規模なリノベーションと言えます。なお、収益性を求めて用途変更を伴う空間再生をコンバージョンと言います。
例えば、企業の社宅を高齢者施設に転用して事業運営に切り替え、空室の多い2LDKのファミリータイプマンションを1ランク上の豪華な設備を施したデザイナーズ1LDKタイプに変身させ、また倉庫建物を集客店舗に衣替えさせることもできます。
マンションの空き部屋対策として、住戸プランをトレンディに変更し、エントランスホール、廊下などの共用部もデザイン、外装を一新すれば集客性は抜群に向上します。 建て替え前にリノベーションが可能か考える価値があります。 非店舗空間を集客店舗などの商業施設への転換も可能です。
大規模リノベーションやコンバージョンのケースでは、地震などに対する建物の安全性を考慮する義務があります。耐震診断を行い必要に応じて耐震補強をすることになります。
コスト面では新築時のおおよそ40~70%の費用でまかなうことが可能です。
建設工事期間の大幅短縮も大きなメリットです。。